2016年、「富山」のベニズワイガニの中から新たなブランド蟹である「高志の紅ガニ（こしのあかがに）」が生まれました。「天然のいけす」と呼ばれる富山湾は、水深の深い場所が多く、ベニズワイガニがよくとれます。また、漁港から漁場が近いため、鮮度の良い状態で水揚げされます。新鮮な茹でたてのカニは絶品です。
ベニズワイガニは漁獲時期が9月～翌5月と非常に長く、ズワイガニ（本ズワイガニ）に比べて価格もリーズナブル。規格を満たす紅ズワイガニには、トップブランド「極上 高志の紅ガニ」として、タグをつけて出荷されます。

県内でも有数の漁港として知られる新湊漁港では、その日水揚げされた新鮮な魚介類のセリが行われています。一般的な早朝のセリのほかに、港と漁場が近いメリットを生かして全国的にも珍しい「昼セリ」が行われています。
12：30から始まる「昼セリ」。一般の見学も受け付けており、2階の通路から活気あふれるセリの様子を眺めることができます（要予約・有料）。特に、カニの漁期には、ベニズワイガニがずらっと並び、まるで赤いじゅうたんが敷かれているように美しい光景が広がります。威勢のよいセリ人と買い手の真剣なやりとりなど、活気ある様子を間近で体感することができます。